2007年02月04日

情報統制できないネット世論

今は閉鎖されたメルマブログ「新聞批評」で、中国のメディア事情について書きました。

「情報統制できないネット世論」(2005年04月14日)

中国のラジオ、テレビ局はいずれも国営、日本のような民間放送はない。

日本のNHKテレビに当たるのは中央電視台、ラジオに当たるのは中央人民広播電台、中国語を含め世界38ヶ国語と4つの方言で世界に発信するのは中国国際広播電台。

これらはすべて中国共産党の情報統制下にある。

ところがインターネットの普及で当局がどんなに情報操作しようにも、情報は漏れ出していく。

アクセス人口は日に6800万人、アメリカに次いで世界第2位。

大学やネットカフェなどでも利用されている。

また中国の若者文化に普及したQQ(チャット)の利用人口は1億人、携帯電話のメールにしても爆発的な普及、これで当局が情報統制しようにも、もう制御できない不能状態になっているのでは。

4月14日の朝日新聞一面に「反日デモ中国ネット通知活発」とある。

今週末にも再び日本への抗議デモを呼びかける動きがネット上で活発になってきたという。

ネット世論が力をつけてきた中国社会は、上からどんなに押さえつけても、地下水脈で流れている情報伝達は、もうどうにもならない。

インターネットは中国共産党による独裁体制下でも、メディア統制の枠に収まらなくなった。

反日デモが反日で終わっている間は、中国政府も安泰だが、この扱いを一つ間違えれば、中国政府だってどうなるか分からない。

中国のネット世論に注意が離せない。
posted by 新聞批評 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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