2007年02月28日

パロマと松下の情報格差は何だ

パロマ工業のガス器具事故により、多数の方々が亡くなられた。

謹んで哀悼の意を表するとともに、メディアのパロマに対する情報伝達と、その後も続いたリンナイ、松下電器産業、特に松下とのそれと、少し様子が違う点に触れたい。

テレビによるパロマへの批判は凄まじかった。

若い社長は、茶の間の視聴者を前に、吊るし上げ。

記者会見は「責任者出て来い!」の糾弾集会になっていた。

メディアを前に事故の実験まで公開した。

そしてリンナイ・・パロマほどのメディア・スクラム(集団過熱取材)ではなかったが、それでも情報量はかなりだった。

ところが、「松下よ、お前もか!」では、どうだろう。

朝日新聞が申し訳程度に社説で、「これまで余り報じられてこなかった松下電器産業の製品でも、48人が死亡したことが分かった。パロマ工業やリンナイ製の事故が大きな問題になっていたのだから、松下も利用者の注意をもっと喚起すべきだった」とした。

パロマ、リンナイでは大きな問題。

だが、松下では大きな問題となっていないことを新聞は認めたの?

テレビはメディアとして当然と言える、特集まで組んで、パロマを叩いた。

ところが松下に対しては、テレビはほとんど報じてはいない。

「名古屋の田舎企業」(テレビコメンテーター)には、何の遠慮もなく、好き勝手に扱うテレビも、天下の松下には、巨額の広告料が番組制作に影響を与えているかのようにも見える。

犠牲となられた方々の一人の命には変わりがないのに、巨大スポンサーへの配慮が、パロマと松下の扱いでは、まるで違うのではないのか。

この情報格差は何だと思う。
posted by 新聞批評 at 09:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 広告・マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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