2007年01月28日

現代にも使われるプロパガンダ戦略です

現代にも使われるプロパガンダ戦略です。

「宣伝分析研究所」(2005年06月03日)

アメリカは第1次、第2次世界大戦で、国内世論を誘導するため、プロパガンダ戦略を展開。

第2次大戦中、これをあの「宣伝分析研究所」で情報操作の研究を行って、そこで有名な政治宣伝の「七つ原則」を見いだしている。

それらは、以下の通り。
(1) 攻撃対象の人物・組織・制度などに、憎悪や恐怖の感情に訴えるレッテルを貼る「ネーム・コーリング」(悪名付け)。たとえば、非人道的、アカ、反日分子・・
(2) 権力の利益や目的の正当化のための、「華麗なことばによる普遍化」。たとえば、自由、正義、民主化・・
(3) 権威や威光により、権力の目的や方法を正当化する「転換」
(4) 尊敬・権威を与えられている人物を用いた「証言利用」
(5) 大衆と同じ立場にあることを示して安心や共感を引き出す「平凡化」
(6) 都合の良いことがらを強調し、不都合なことがらを矮小化したり隠したりする「いかさま」
(7) 皆がやったり信じていることを強調し、大衆の同調性向に訴える「バンドワゴン」(楽隊馬車)

この研究は政治宣伝の古典だが、現代でもより巧妙に行われており、週刊現代Onlineで紹介されている。

つまり、アフガン戦争においてーー
(1)「凶悪テロ組織アルカイダ」、その「首魁ビンラディン」、「非人道組織タリバン」など。
(2)「自由と正義を守るための戦い」では誰も文句がつけられない。
(3)国連安保理でのテロ非難緊急決議では納得してしまう。
(4)英ブレア首相に「ブッシュ大統領の全面支援」を明言してもらう。
(5)9・11テロ現場で大統領が消防隊員と肩を組み「われわれ」と言って、われわれの味方となる。
(6)ピンポイントでトマホークが命中した軍事施設の写真は公開するが、誤爆した民家の写真は絶対出さない。
(7)米国民の90%が大統領支持を強調すれば、反論は封殺される。

政治宣伝は大衆の心理操作を言葉による説得、暗示により巧みに行うことで、世論を誘導することが出来る。

これは明治学院大学・川上和久教授『情報操作のトリック その歴史と方法』(講談社現代新書)の研究によるもので、テレビ報道番組ザ・スクープでも紹介されたようだが(私は見ていない)、それよりはるか前に立教大・早川善次郎教授が論述しており、特に目新しいプロパガンダ論ではない。
posted by 新聞批評 at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 世論操作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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