2007年02月07日

韓国の電子民主主義

今は閉鎖されたメルマブログ「新聞批評」で、韓国メディア事情について書きました。

「韓国の電子民主主義」(2005年07月19日)

「韓流民主主義とは何か。この一冊で韓国政治とメディアの今が分かる」と新聞の広告記事。

玄武岩(ヒョンムアン)著「韓国のデジタル・デモクラシー」を早速書店で購入した。

「序章 韓国政治でいま何が起きているのか」

韓国で現在インターネットという電子メディアが既存のメディア権力と対抗する中で、新しい政治的な公共空間として生成されているという。

すべての市民が記者というオンライン新聞オーマイニュースやノサモという大統領選挙で活躍した盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏の支援ネットワークがこれだろう。

玄武岩(ヒョンムアン)氏は、これらの動きを電子民主主義、デジタル・デモクラシーというのであれば、ブロードバンド大国の韓国は世界史の中で、まさに電子民主主義の新しい時代を切り開いていると、えらく評価している。

それが2002年暮れの大統領選挙、韓国のネット市民、ネティズンがインターネットで既存の政治組織に対抗する市民ネットワーク、コミュニティーを形成して、盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏を大統領にさせたと。

韓国メディアは従来、朝鮮日報、中央日報、東亜日報の保守新聞が世論をリード、これに対し、ネットでは既存メディアに対抗し、オーマイニュースのほか政治コラムサイトが活発化、これまでの既存メディアに飽き足らないネティズンが誕生した。

日本でもオンライン新聞、JANJANや優れた政治コラムサイトも誕生しているが、いずれも既存メディアに対抗する勢力にまで至っておらず、ブログ「新聞批評」などのメディア批評するサイトもさほど広がりがない。

また一部を除き守旧サイトも多く、既存メディアを凌ぐまでの内容になっていない。

期待されるネット新聞も市民記者のレベルアップが必要で、市民記者が問題意識を研ぎ澄ませて、鋭い視点で切り込まなければ、オンライン新聞といったところで、既存メディアと対抗するどころか、既存メディアと何ら代わり映えしないことになる。

それでは時代の潮流のように言われるネットメディアも、インターネットは単なる媒体の一つにすぎない。
posted by 新聞批評 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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