2007年05月29日

民主主義の死に直面RCTV閉鎖

ベネズエラのテレビ局は、首都カラカスで視聴できるもので、国営2つ、民放4つの計6局だという。

民放はチャベス政権に批判的で、特にラジオ・カラカス・テレビ(RCTV)とニュース専門局のグロボビジョンが政権と対立したというが、メディアの姿勢としては評価されていい。

このRCTVに対し、チャベス大統領は昨年末、一部のエリート層の利益を代弁しているとして、免許更新を認めない考えを表明。

ところが、このテレビ局は政府批判を弱め、免許が更新されたという。

なーんや、それ。

一方で、チャベス政権は、米CNNなどに対抗する中南米全域が対象のテレビ局テレスールを設立。

キューバやアルゼンチンも出資しているという。
(2007年5月24日付け朝日新聞)

チャベス大統領が5月28日、政権批判を弱めたRCTVを閉鎖されることとなった。

何でも自分の思うようにならないと気がすまない独裁者の手法に国の内外から批判が高まっているが、大統領には改める様子もない。

いくら立派な憲法があろうとも、健全な民主主義であっても、国民が独裁者を支持すれば、こうなることはワイマール憲法下のナチス・ヒトラーの例を見れば、歴史が教えている。

RCTVのマルセル・グラニエ社長は「民主主義が危機に直面している」と言うが、危機よりもはるかに深刻な民主主義の死に直面しているのではないのか。
posted by 新聞批評 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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