2007年02月01日

中台直行便は直航便?

「直行便」と「直航便」。

どちらの漢字が正しいのか、朝日新聞は「直行便」としました。

そこで「中台直行便は直航便?」(05年1月16日)について、書きました。


「中台、直行便に合意」

5段白抜きの大きな見だしは、否応なく目にとまる。

05年1月16日、朝日新聞 朝刊の一面トップの見出しだった。

2面の「時時刻刻」には「直行チャーター便合意」と3段縦見出しがある。

これも目にとまる。

中国 と台湾 の間で、双方の航空会社がそれぞれチャーター便を直接乗り入れることで合意した。

1月29日から2月20日にかけて、北京 、上海 、広州と台北、高雄を結ぶ。

中国 機が台湾 に乗り入れるのは49年の中台分断以来、実質初のことで、途絶えていた中台間の復活に明るい展望が開けるかも。

それゆえ新聞 は一面トップにこれを持ってきた。

記事には「中台間の『三通(直接の通商、通航、通信)』のうち、直行便は最後に残された課題」とある。

記事も「直行便」とする。

記事をさらに読む。

「中台双方のそれぞれ6社が合計96便を運航する」と「運航」、「運行」とはしない。

「三通・・通商、通航、通信」と「通航」、「通行」とはしない。

いずれも「航」を用いている。

ならば直行便は、直航便とするのが日本語 としての正しい使い方ではないかと思う。

辞書を開くと、直行は「まっすぐ、よりみちをせずに、行くこと」とある。

「会場へ直行する」というように使われる。

また直航は「船や飛行機 で、途中どこにもよらずに目的 地へ行くこと」とある。

例文はなかったが、やはり見だし、記事は「直行」でなく、「直航」を使用すべきではないかと思う。

新聞 には新聞 業界で決められた日本語 のルール がある。

「直行便」は校正ミスではなく、それに従ったまで、となれば日本語 として正しくない。

ルール を改正すべきだと思う。

大学入試に一番出題される引用新聞 と自ら宣伝 しているのだから。

この日、大学入試センター試験が、全国で行われていた。


x x


05年1月16日にメルマのブログ「新聞批評」より。メルマは05年11月末で停止されます。

なお、ミクシィでNHK教育番組の漢字の先生と知り合い、尋ねたところ、この場合、「直航便」だとのことでした。
posted by 新聞批評 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 朝日新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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