2007年02月05日

イズベスチア紙の再国営化

今は閉鎖されたメルマブログ「新聞批評」で、ロシアのメディア事情について書きました。

「イズベスチア紙の再国営化」(2005年06月13日)

ロシアのプーチン政権によるメディア統制が加速しているという。

ロシア革命後、旧ソ連を代表するイズベスチアは、長くソ連共産党の国営宣伝機関だった。

ソ連崩壊前後に民間紙として再出発して、いまや実質的経営者が金融財閥のポターニン氏による高級紙として評価が高まったが、これがまた再国営化されるという。

昨年04年9月にロシア南部北オセチアのベスランで起きた学校占拠事件。

イズベスチア紙は記事もない、見出しもない、1面に大きな写真が1枚だけの新聞を発行した。

その一面には、傷ついたほとんど裸の少女を抱く父親の大きな写真だった。

プーチン政権のメディア介入が招いたイズベスチア紙の抵抗もここまで。

この写真でもプーチン政権を無言で批判することから、政権はイズベスチア紙のこの対応を許さなかった。

政権はイズベスチア紙の国営化により、政権批判を封じ込め、言論封殺を試みる。

民主主義を認めないとんでもない国と欧米からの批判に対して、ロシアは衛星テレビ局「ロシア・トゥデー」を新設して、欧米に向けて24時間英語によるメディア戦略によりイメージアップを図る。

どんなに繕っても、言論の自由を認めなければ意味がないのに、そんな努力をしても化けの皮が剥がれるだけ。

イズベスチア紙の国営化をやめて、報道の自由を認めることが一番のイメージアップにつながることが分からないだろうか。

posted by 新聞批評 at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ロシア・メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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